性病で不安にならないために

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男性の性器ヘルペス感染症�@

性器ヘルペスは、性器の単純ヘルペスウイルス(HSV)1型または2型の感染症で、外陰部に小水疱、びらんを形成する疾患です。HSVは感染後、感染部位の末梢神経から進入して、腰仙髄神経節に潜伏感染します。潜伏感染したHSVは何らかの誘因によって再活性化し、神経を通って粘膜や皮膚に達し、その部位に病変を形成します。そのため再発がよく見られ、臨床的には初感染初発型、潜伏ウイルスの再活性化による再発型、免疫抑制剤の使用などにより免疫抑制状態になったとき、潜伏ウイルスにより初めて病変が生じる非初感染性初発型(誘発型)に分類されます。

男性の性器ヘルペス感染症�A

性器ヘルペスは、感染後2〜10日から軽いかゆみを感じるようになり、次第に痛みが増してきます。亀頭、陰茎、陰嚢部、肛門周囲に小水疱が見られ、腫脹が認められます。小水疱は、すみやかにびらんになり、不規則な形を呈します。さらに、リンパ節の腫脹、排尿時の痛みや排尿困難が伴います。潰瘍は2〜6週間で自然治癒します。ごくまれに、項部硬直、羞明、頭痛を伴う無菌性髄膜炎や、ウイルス血症を生じ全身感染を起こすことがあります。性器ヘルペスは主に性行為または類似の行為で感染します。HSV-1の初感染はオーラルセックスによる感染が多く見られます。また無症候性ウイルス排泄がみられ、感染源と考えられる約70%の性行為パートナーが無症状であるといわれています。

男性の性器ヘルペス感染症�B

できるだけ早期に十分の量の抗ウイルス薬(アシクロビル、パラシクロビル、ビダラビン)を投与します。初感染の場合、軽症、中等症の場合は内服で、重症および免疫不全の場合には点滴による投与を行います。再発型の場合、軽症の場合抗ウイルス薬軟膏の塗布また貼付で行われる場合もありますが、それ以外は内服による投与を行います。アシクロビル耐性株の場合は、ビダラビン、フォスカーネットの点滴を行います。潜伏感染したヘルペスウイルスは抗ウイルス薬が効かず、一応治癒しても再発を繰り返します。したがって、再発抑制のための継続投薬すなわち抑制療法が行われます。一方、固定したカップル間での感染率は1年間に約10%といわれており、パートナーの追跡調査も必要になります。

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